民主党青年委員会(委員長・黒岩宇洋衆議院議員)は6日、党本部で「第6回全国青年委員長・青年局長会議」を開催した。この会議は全国の都道府県組織の青年活動の責任者が集うもので、全国から54名の青年自治体議員が集い、岡田克也民主党代表も臨席し、挨拶を行った。

 会の冒頭、黒岩青年委員長があいさつを行い、4月に行われた統一地方選の活動について触れ、「本当に皆様、力を発揮していただいて、また議会へと戻ってこられた、議会に新しく入られた、このことに対して敬意を表しますし、苦杯をなめた方もこの中にはいらっしゃいますが、しかし、その尽力には同じく敬意を表し、これから同じ仲間として、青年委員会の我々同じグループとして、ともに道を歩んでいきたい」と述べ、委員会の更なる結束を訴えた。

 また、自身の政治家人生を振り返り、「残念なことにこの数年の間、若さと新しさと“風”だけで受かってきた民主党の議員もいたでしょう。その方たちはほとんどが今は議会にはいません。その3点セットだけではなく、素養があっても議会にいられない人たちもいるのが現状です。若さというのはかけがえのない価値であります。そして新しさは決して目新しさではなく、斬新な発想を政治の世界に皆様の力で吹き込んでいただきたい。」「風頼みではなく、自分の足腰の強さ。どんな状況でも議会に入ってくる。そういう青年委員会にしていきたい」と今後の青年委員会の運営についての意気込みを語った。

 あいさつの冒頭で、岡田克也代表は緊迫した国会情勢に触れ、「派遣法の衆議院における採決が迫ってきたが、この問題、衆議院でさらに議論を重ねなければいけない。我々はこの派遣法、そしてその後に来るかもしれない労基法、いずれもとんでもない法案だと考えております。」と述べ、与党を強くけん制した。

 その上で「成長戦略の一番のポイントは「人」だと私は思っておもっている。そういう観点から見た時に、不安定な働き方を増やしてしまう派遣法の改悪や、あるいは労働者にとって基本的な権利である、その権利すら奪ってしまいかねない労基法の改悪は、これは成長戦略という観点から言っても反対だ。働く人々と連携しつつ、この二つ法案と、提出されるかもしれない解雇の金銭的解決という法案において、しっかり国会で民主党の存在感を示していかなければいけないと考えております。」と今後の国会審議などに向けての意気込みを語った。

 また、政党間の動きについては、「維新がどうなるかなどという議論はそれは維新の話でありまして、我々がそれについてとやかく言うのは厳に控えるべきだと私は思います。維新の中でいろいろな考え方があるのであれば、それは議論していただいて、方向性をきちんとまとめていただければいいと思います。まずは、民主党をしっかり立て直すこと、これは何をやるにしても必要なことなので、我々はそれをしっかりやっていこうと思います。やはり強い軸がなければ、野党の再編成とか再結集などということはできないわけでありまして、私は民主党がしっかりするということが将来いろいろなことをやっていく上での最低限の基本だと思っております。そのためにぜひ皆さんのお力も貸していただきたいと考えております。国会では、先ほど言いましたように、やはり野党がまとまらないと力になりません。与党の力は圧倒的です。ですから野党がバラバラでつけ込まれてしまえば、いろいろな法案の阻止も不可能になってしまいます。そういう意味で、維新も含めて、さまざまな政党との法案の対応について、細かいところはお互いに乗り越えて、一致した行動ができるようにしていくことが、我々が汗をかかなければいけない」と述べた。

 最後に岡田代表は、「民主党らしさ」は極めて重要と述べ、「地方の議会の改革ということにもう一度焦点を当てて、それは皆さん横の連絡もとりながら、ここはこういうことをやっている、あそこはこういうことをやっていると。この議会の改革というのは、民主党議員だけではなくて、最近は保守系の若い議員も随分熱心に取り組んでいる地域もあります。場合によってはそういうところとも連携しながら、国民の視点、住民の視点でこの議会をどう変えていくかということを、一つの大きなテーマとして取り組んでいただければ大変ありがたいと思います。あわせて、やはり地方に根の張ったそういう活動を展開していただきたいと思っております。」と、出席した若手自治体議員に向けてエールを送った。

 全国青年委員長・青年局長会議には広田一青年委員長代理らも参加した。 

 なお、会議では、青年委員会の役員人事や2015年の活動方針の採択、昨年のブロックの活動報告などを採択した。