岡田克也代表は15日、早稲田大学の公認学生サークル「早稲田大学鵬志会」(長山尚史幹事長=同大3年)が開いた新入生歓迎イベントに出席し、入学した ばかりの18歳の学生らを前に講演。18歳への選挙権年齢引き下げ、若者の政治参画、世代間格差などについて意見交換を行った。

 講演の中で岡田代表は、日本の財政状況について「日本の借金は1千兆円を超えた。借金は毎年右肩上がりで増えている。また政府の借金の金額は、GDPの 200%以上となっている。他の主要国を見ても突出している。日本は2020年度までにプライマリーバランスの黒字化を国内外に約束しているが、消費税を 10%にしても9.4兆円の赤字が見込まれている。高齢化が進み、年金、医療や介護の費用が増え続ける。それを乗り越えるのが政治の大きな仕事だ」などと 語り、「社会保障と税の一体改革」の重要性を説明した。また岡田代表は18歳への選挙権年齢の引き下げを念頭に「投票に行かないと、若者に不利な予算配分 になるかもしれない」と述べ、改革を後押しするには、若者の投票や政治参加が重要であると訴えた。

 意見交換では、学生から「民主党をはじめとする野党は安倍政権に代わる選択肢を国民に示せていない」と厳しい意見も出された。岡田代表は「安倍総理の政 策が一見うまくいっている間は高支持が続くと思うが、安倍政権のやっていることに対して国民の中に不満や不安がある。安倍政権はリスクの高い経済対策を やっている。そのなかで民主党は、いつでも取って代わり得るという地道な努力を続けるべきだ。魔法のように党の信頼が急回復することはない。少しずつ失わ れた信頼を取り戻していく」と党に対する国民の信頼回復の決意を述べた。

 岡田代表とともに出席した黒岩宇洋党青年委員長が閉会のあいさつに立ち、「来年の参議院選挙から18歳以上に投票権が付与されることになる。皆さんは社 会的義務を負うが、同時に社会的権利を得ることになる。皆さんがその権利を大いに行使することを期待申し上げる」と新たに選挙権が付与されることになる見 込みの18歳の新入生たちにエールを送った。