福岡1区の山本剛正候補、福岡2区の稲富修二候補、福岡3区の藤田一枝候補が9日午後、合同の街頭演説会を博多天神前で開き、応援に駆け付けた枝野幸男幹事長とともに、民主党への支持を訴えた。

 

 山本候補は、「今、日本は人口が減っている。世界に類を見ない超高齢化社会、少子化社会を迎えている。今度の選挙は、日本がこれまで経験したことのない 大変厳しい局面をどう乗り切っていくのかを皆さんによく考えていただく選挙にしなくてはならない。今まで日本は、右肩上がりの成長を続けてきたが、政治の 無責任、先送り、放置が今のこの人口減少社会を作ってしまった。40年前に日本は出生率が2.0を割った。つまりは、40年前に少子化の扉をすでに開けて いたということだ。人口減少社会が来るということが分かっていたにもかかわらず、日本の政治は何もしてこなかった」と話し、この問題を放置し続けてきた自 民党に政治をまた任せるのではなく、民主党に任せてほしいと訴えた。

 

 稲富候補は、「自民党が300議席越えだという報道が先週の木曜日に各報道機関であった。皆さん、この300越えということがどういうことかをお伝えしきれていないことに危ぐしている。300越えというのは、安倍総理に対して、どうぞ何でもやってください。好きなようにしてくださいと、次の4年間を白紙 で託すようなものだ。もし300議席を超えるようなことになると、解散前までにあった『政治とカネ』の問題、年金積立金が株式投資で焦げ付いたとしても、 皆さんには白紙委任状をもらったと言われることになる。雇用の問題もそうで、非正規労働者がどんどん増えて、こんな社会を誰が望んだのかと言ってみてもダ メだ。この12月14日に300越えを許すということは、そういうことだ」と述べ、「私の使命は、この福岡2区の選挙区でとにかく勝つこと」と話し、安倍 政権の暴走を止めるためにぜひ1票を託してほしいと訴えた。

 

 藤田候補は、「何のための解散か分からない。700億円もの税金を無駄に使っていると言われたこの選挙も、早いもので今度の日曜日には投票日となった。 私たちの暮らしの行方がかかった本当に大事な選挙だ。ずっと後になって、あの2014年の12月14日が分岐点だった。あそこの判断が違ったから今の生活 がこんなになってしまったということにならないように、皆さんの賢明な選択をお願いしたい。安倍総理は、この道しかないと言っているが、その先にはいった い何があるのか。アベノミクスしかない先で私たちの暮らしはどうなっているのか。また集団的自衛権の行使容認のこの道の先には、戦争という言葉が出てくる かもしれない」と話し、本当にこの道でいいのかを、ぜひ皆さんには考えて欲しい。民主党という選択肢もあると訴えた。

 

 枝野幹事長は、「この2年間で、行政改革の問題、天下り禁止の問題、税金の無駄遣いの問題など、多くのことが忘れ去られてしまっている。さらに、結婚を したいができない、子どもを産み育てたいができない若者たちの存在。円安の副作用で電気料金、燃料代、資材が上がり、経営が苦しくなっている中小企業の存 在。これら全てが今の政権からは忘れ去られている」と、弱者を簡単に切り捨てていく安倍政権の姿勢を厳しく指摘した。この総選挙の意義については、「政治 を動かすことができるのは選挙の時の1票しかない。半年経って集団的自衛権のすごい法律が強行採決されても、1年経ってアベノミクスがダメだったと気がつ いても、その時になって野党しっかりしろと言われても遅い。この選挙で決められた議席でしか野党は戦えない。1年経ってから野党しっかりしろと言われても できる範囲がある」と力を込め、民主党候補への投票を求めた。