民主党インターン集中研修の2回目が、2月26日(金)党本部5Fホールで行われた。
 午前の研修会は、森川友義・早稲田大学国際教養学部教授を招いての「若者は選挙に 行かないせいで4000万円も損をしている」と題した特別講義。森川教授 は、代議制民主主義では、国会議員の意志決定は有権者だけでなく、特別利益団体や中央官僚からも影響を受け、それぞれとのギブ&テイクで成り立ってい ると指摘。「国会議員は投票してくれる人の声を反映しようとするが、投票しない人の声は汲みたがらない」として、これまでの国政選挙での年齢別投票者の実 数の推移を示しながら、「投票にいかない若者たちの影響力がどんどん低 下し、65歳以上の働かない年金生活者がこの国を支配する」と警鐘を鳴らし、インターン生たちにどうすればいいのか考えてほしいと訴えた。
 
 午後の研修では、まず「国の仕事講座その3」として、財務省主計局で国家予算づくりの経験をもつ玉木雄一郎衆議院議員が「予算のできるまで」を講義。玉 木議員は、毎日午前4時まで休みなしで働き続けた予算策定時の働きぶりを振り返り、その激務ぶりにインターン生は一様に驚いた様子。「政権交代は税金の使 われ方を新しい考え方でやる人たちにゆだねようというもの。それが変わらなければ政権交代の意味はない」とし、予算案決定までのスケジュールと作業の内容 を細かく紹介しながら、「政治主導は予算そのもののグリップと同時に、政治がスケジュールを主導することが大事」と指摘した。また、予算案に民意をどう反 映させるのかとの問いに答えて、玉木議員は「組織できない人たちの声をいかに反映させるかが、民主党政権のポイント。普通の人たちの声を反映させる仕組み を作っていきたい」と述べた。

 続く、「国の仕事講座その4」では、内閣法制局職員の経験を持つ橘秀徳衆議院議員が「法律案のできるまで」を講義。法律とはどのようなものなのか、どん なプロセスで成立していくのかを、自らの松下政経塾時代の実習体験から、政策秘書時代に議員立法として取り組んだ「児童虐待防止法」を例に挙げながら詳し く解説。「現場を知らずして法律を作ることはできない」と力説する橘議員の話に、「実習で出席している会議の意味が初めてわかった」「法律づくりでの国会 議員の役割やあり方がよく理解できた」と受講したインターン生も理解を深めていた様子だった。
 
 インターン生たちはその後、参議院議長公邸を参観。まず講堂で、江田五月参議院議長が昨年の政権交代に至る日本の政治の歩みを自らの政治経歴に重ね合わせた講話を聞き、議長の案内で公邸の応接室や議長執務室を見学。最後に ロビーの階段で記念撮影を行った。