9月28日、青年委員会主催の政治スクール『第4回民主党大学』(学長・泉健太衆議院議員)を党本部5階で開催した。最終回の今回は漫画家の小林よしのりさん、タレントの春香クリスティーンさんを迎え、海江田万里代表とともに「若者と政治の関わり、世界からみた日本の政治と民主党の存在意義」をメインテーマにパネルディスカッションを行った。

 小林さんは民主党に対し、「決断は一つに。ビジョンを打ち出すことが必要」と提言。中間層を復活させて低所得者層を減らすことや、アベノミクスによる公共事業投資の抑止を民主党に求めた。海江田代表は「高度経済成長期に中間層が増加したのと異なり、少子高齢化の現代において中間層の増加を実現するのは、これまで以上に難しいだろう」と見解を述べたうえで、「先進国が“いかに国民の所得格差を減らしていくか”という悩みを抱える中で、金融緩和を推し進めるアベノミクスは世界から相手にされていない。注目されているが、評価されていない」と批判した。

 春香さんは「インターネットの議論だけではなく、政治を日常としてとらえてほしい」と話し、「自分も若者の一員として、政治と若者がどう向き合うべきかディスカッションをしていきたい」と意見を述べた。小林さんは「顔と名前を出して政治を語ることができないから、インターネットの言説にゆがめられる。空気を共有し、このように直接議論を交わす場を持ち続けたほうがよい」と、民主党大学の意義を語った。

 締めのあいさつで海江田代表は参加者に向け「民主党大学は今回で終了だが、(次の企画を)すぐに続けていきたい。“民主党的”なものの考え方を広げていく。再生は議員だけでなく、みなさんにかかっています」と述べた。

 ディスカッション終了後には閉校式を開催。全講義に出席した23人の参加者への皆勤賞表彰に続き、海江田代表の祝辞と受賞者の答辞を行った。海江田代表は翌日から始まる秋の臨時国会について触れ、「『民主党が何を言うのだろう?』というふうに、国民が少しずつ耳を傾けるようになってきた。明日からの臨時国会でも、それに答えられる政策を打ち出していかなければいけない」と発言した。

 同日の参加者は258人で、民主党大学参加者の累計は1000人を突破した。なおコーディネーターは前青年委員長の津村啓介衆議院議員が務めた。


PDF「議事録」議事録